中学受験苦戦記

おとなしめの息子 通塾に苦戦。共働き母の迷いと悩みです。

「私という運命について」不公平感と認めて欲しい気持ち

バブル崩壊直後を題材にしたドラマ「私という運命について」見ました。主人公(永作博美)は女性総合一期生です。

最近のドラマとは、また別の違和感があります。私もこの中で生きてきたという既視感があり、生々しく、ずっしり重く、感情が引きこまれました。

私は主人公ほど優秀ではないですし、私の運命はここまで過酷ではありません。それでも、主人公が経験する、会社で頑張っても対等に報われない悔しさ、女性の役割に押し込められることなど、経験しました。後半は男性の後輩にどんどん役職で抜かされて行きました。

お茶汲みや菓子配り、電話取次、コピーなどは女性の役割でした。留学も海外赴任も暗黙の了解で女性には認められませんでした。残業して、頑張れば認めてもらえるのかもしれないとも思ったけれど、大半の女性は、一定の役職以上は上がらなくなりました。代わりに、女性に転勤も少ないし、無理もさせないという暗黙の了解もありました。

表向きは男女平等なので、自分の役職が上がらないと、自分が駄目なのだと落ち込みます。会社に認められていないのだとも感じます。自分の性格や能力にも良くない点はあり、そのせいかもしれないとも思います。それでも昔は上司に相談に行きました。私もずるいので会社ではもう言いませんが、開き直ってそれなりにしか働かない姿勢になりつつあります。好きな仕事だったのに、それで良いのか、私も会社も。

ドラマには、女性が置かれる厳しい環境が描かれています。その中で主人公は優秀で前向きです。逆境と、そこで頑張る主人公を認めているように感じられます。

こんなに女性に厳しい時代だったんだなと思いました。その中で、主人公はよく頑張った。私もちょっとは頑張ったと思いました。今の自分のポジションは面白くないけれど、また仕事の面白さを探して、もうちょっと前向きに働いても良いのかもしれない。自分の事も、少し認めてもらったかの様に感じました。そう、大変だったのよ。という様な気持ちになりました。

ちょっと認めてもらう事で、気持ちは変わるんだなと思いました。私の問題はその程度という事かもしれない。
私は、狭い社会で男女を較べて腹を立てていますが、私の母の時代なんてもっと不公平でした。国によっても、もっとひどい不公平はあります。そう思うと、ふて腐るより、楽しい事を探して、できる事を頑張った方が良い。

私もいい歳。後輩や子供を認めてあげる側でもあります。少し違うけれど夫も認めて欲しいのかもしれない。

ぐっと飲み込んで、自分を認めて、他の人を認めてあげようと思います。書くは優しい、でも実行は何度もつまずきそう。それでも、ひとまず、頑張ってみようと思います。また全然違う愚痴を書いていたらすみません。

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西坂 真秀美によるPixabayからの画像